マイホームの外壁をタイルにするメリットは何?

笑顔のマンションの受付スタッフ

注文住宅の外壁はタイルを採用することで多くのメリットが得られます。外壁の材料を決めることは耐久性の面から大切です。外壁の材料は水を使う湿式と水を使わない乾式に分けられ、ハウスメーカーでは乾式が主に使われます。外壁に求められる性能は、耐水性や防火性の他、耐久性やメンテナンスのしやすさなどがあります。コストや高級感も選択のための判断材料となり、色の付けやすさや外観も気になるところです。

外壁のタイルは高級感があり、多くの住宅で使われるようになりました。タイルは自然の素材なので、温かみを感じることができますが、吸水性が多いタイプもあります。タイルは傷が付きにくく、高級感がありますが、割高となることもあるのです。吸水性の少ないタイプはメンテナンスも簡単で、手間のかからない材料の一つに分類されます。建築後にはペンキに塗り替えは必要なく、メンテナンスのコストは抑えられるメリットがあります。

外壁には金属系の材料や木質系の材料も使われます。塗装が必要な材料は傷が付きやすく、よごれが目立つこともあり、外観の維持には塗装替えが必要となるのです。施工が簡単な金属系の材料は熱を通しやすく、断熱材の設置が必要となります。木質系ではチップを固めた材料が普及し、耐久性が高いことがメリットとなっているのです。比較的割安な材料は後に塗装替えが必要になるなど、全期間を通して経済的なわけではなく、タイルが一概に割高とは言えません。

外壁と並んで大切なのが屋根の材料で、ハウスメーカーではカラーベストやスレート系の材料が一般に使われます。屋根は風雨をまともに受ける他、日光や積雪の影響もある過酷な条件にさらされる部位です。そのために屋根は最も耐久性のある材料を使う必要があるのです。屋根に使う材用で比較的耐久性が高いのが本瓦です。日本の伝統的家屋で使われ、耐火性にも優れた材料として知られています。瓦はメンテナンスの必要がほとんど無く、手間のかからない材料です。最初のコストは高くても、メンテナンスの費用が少ないので割安になります。

瓦を葺くためには耐震壁を増やす必要があるので、家全体の建設費が高くなる傾向にあります。そのため、経費を節約したいハウスメーカーは瓦の利用を嫌がる傾向があるのです。瓦以外のカラーベストやスレート系の材料は調達コストが安いものの、メンテナンスの間隔が瓦と比べて短いので、結局割高となることがあるので注意が必要です。